2017.11.20

サーマルシールドが出来た訳 Vol.2

熱風炉からの放射熱は色々な人に相談してみるも、なんともならないままに時は流れていきました。

そんな中で2008年になり、やってきました、いわゆる『リーマンショック』何がショックなのか良くわからなかったけれど、それまでの市場環境は大きく変化し、それまでメインであった自動車産業の海外現地調達化の流れもあって、従来の自動車関係の仕事は激減しました。そんな状況もあり新しい仕事を探さざるを得ない状況になりました。

『捨てる神あれば拾う神あり』とは良く言ったもので、今までは従来の自動車関係の動向しか気にしていなかったのですが、いざ世の中を見渡してみると、僕らみたいな塗装業者と職人さんの減少、意外に多い塗装のニーズなど、様々な発見がありました。

そんな際に出会いました、オーディオ機器の製造会社様。(かなりの大手です。今後ともよろしくお願いします。)

ある新規開発の打ち合わせの際に『とにかく今までの常識を超えるような強度の塗装はありませんか?』と依頼されました。

結果的にこれが新しいキッカケになるのです。