2017.10.24

サーマルシールドの断熱効果。

サーマルシールドの断熱効果に関する簡易的な実験を以前に行いました。サーマルシールド加工した実験片とサーマルシールド加工していない実験片を用意して、片側からヒートガンの温度を300℃に設定し10分間熱します。

10分間熱した後に表面の温度と裏面の温度をそれぞれ計測しました。

サーマルシールド加工した実験片は熱した表面の温度が224℃ 裏面は85℃

サーマルシールド加工していない実験片は表面の温度が123℃ 裏面も同じく123℃

サーマルシールド加工をする事よって表面と裏面に温度差が生じます。即ち断熱効果が発揮されています。

この断熱効果がある板を工業炉内壁側に取り付ける事によって、工業炉からの放射熱を抑制し、工業炉内部の熱効率を上げる事が出来るのが『サーマルシールド』なのです。